- 1 美術大学に進学を希望しているのですが、いつ頃から支度すればよいですか?
- 2 科(専攻)が決まりません。どのような事を基準にすれば良いですか?
- 3 予備校選びは、何を基準に選べば良いですか?(美術予備校の選び方)
- 4 学科の学習方法を教えてください。
- 5 絵は、たくさん描いて本当にうまくなるものですか?
- 6 子供の学習成果を知りたいのですが?
- 7 犯罪の多い現代、子供の帰宅時間が心配です。
- 8 合格者の氏名と合格校を明らかにできないのですか?
- 9 美術の事がよく解りません。親としてどの様に振る舞えばよいのですか?
- 10 入試以外の課題をなぜやるのですか?出来れば時間がないのでその課題のみやらせてください。
- 1美術大学に進学を希望しているのですが、いつ頃から支度すればよいですか?
- ●早期の支度がおすすめです●
通常の美術大学の四年制を希望されている場合は、高校二年生から始めると丁度良いと思います。もちろん興味を持ったその瞬間が始めるチャンス。より確実な準備が可能になります。
- 2科(専攻)が決まりません。どのような事を基準にすれば良いですか?
- ●職業または、やりたい事を決めて下さい●
美術系の科(専攻)を決定する基準は、将来の職業または、やりたい事と直結してます。美術系の仕事を大学・予備校などから説明を受けて決めると良いと思います。
- 3予備校選びは、何を基準に選べば良いですか?(美術予備校の選び方)
- ●良い予備校は浪人生の少ない予備校です●
他校の生徒から次の様な相談を良く受けます。「自分が在籍している予備校を選ぶ時、在校生のほとんどが合格したという宣伝を信頼して決めました。しかし、実際に入学してみると居ないはずの去年からの受験生(浪人生)が大勢いて納得できません。」この様な悩みがよせられます。
残念な事に学習塾の商業化が進み広告や噂はあてにできません。自作自演の噂を依頼できる業者(掲示板書込代行業者)が居るくらいです。
まずは確認したいのは、受験者数と合格者数の比率=「合格率」を基準にしてみましょう。いくら合格者が多いといっても受験者数が多かったら当然で、必ずその比率を確認してみてください。
簡単なサンプル判別方法として現在の高校三年生と浪人生の在籍人数を比較することです(各予備校ごとにある程度規模は一定です)。
高校三年生(現役生)の人数に対し浪人生が少ない予備校は、前年度受験生だった現役生と浪人生の多くが合格したということで、いわゆる「合格率の高い」予備校といえます。現役生と浪人生が同数、または浪人生の方が多い場合は「合格率の低い」予備校ということで、そこはお選びにならないほうが良いでしょう。
普通大学志望生に比べ美術大学志望生は予備校を変えない傾向があります。よってこの比較方法はお勧めです。予備校に対する質問内容に高校三年生と浪人生の在籍人数確認を加えてみましょう。そこに真実があるはずです。
●講師と生徒の人数比・学習環境を確認しましょう●
実技の指導は生徒一人に対する手間と労力が大変かかります。ですから一人ひとりにしっかり目が行き届く講師数が必要です。最高の指導ができる人数比は、講師1:生徒10が目安です。これは、スポーツの世界でいうコーチと選手の比率に近いです。まず講師と生徒の人数比を確認してみましょう。基本的に実力のある生徒はわずかな指導でも合格します。しかしそうでない生徒は多くの指導が必要です。周りが合格しても自分が合格しないと意味がないことをよく理解して下さい。
次に「学習環境」。設備が充実しゆとりのある制作スペースを確保している所でしたら、そこは生徒の制作意欲を高める環境作りを心掛けているということです。
●講師の作品と学歴を確認しましょう●
実技の世界では講師=目指す目標です。必ず担当講師の作品と学歴を確認しましょう。特に講師の作品(実力)を確認せずに入学を決めるのは考えられません。講師の作品レベルは指導(受験)に大きく影響します。入学した後に講師の作品を見て納得できない場合、心理的に信頼出来ない事になりますので学習効果も低下します。
また、志望大学出身以外の講師が指導しても同じように学習効果は低下するはずです。
●通学時間・距離を確認しましょう●
美術予備校は学習塾に比べ学校数が圧倒的に少ないです。予備校を選り好みしていくうちに相当の通学時間・距離になることもあります。しかし、遠くの予備校を選ぶと休みが増え、いずれ辞めてしまう生徒もいると思います。今までの生活習慣を考えた上で通い切れる予備校を選びましょう。
●合格実績は人数か件数か確認しましょう●
教育に大切なのは心です。宣伝広告に明らかな詐称がある場合、その予備校は自分にとって安全ではありません。事実、全国の美術予備校が発表している合格者数の合計は、各大学の定員数を驚く程上回ります。以下の内容を確認して下さい。
1. 1人が5校合格した場合、本来は5件の合格です。それを5人の合格と発表する傾向があります。合格実績は人数か件数か確認しましょう。
2. 多摩美術大学と武蔵野美術大学などが一般とセンターを別々に合否発表しています。両方共合格しても本来は1件の合格です。それを2人の合格と発表する傾向があります。
3. 補欠を合格者数に入れる傾向があります。
4. 講習会生を合格者数に入れる傾向があります。
●1.2のパターンが近年多いです。極端な合格人数を表示している予備校は調べる価値があります。
●3.4は昔からよくあるパターンです。だいたい但し書きがついてます。
▲以上が確認すべき基本内容です。
- 4学科の学習方法を教えてください。
- ●実技との両立を可能にする学習方法が大切です●
一見簡単そうな問題が多いのですが、以外と難しいのが美大の学科試験です。美術大学独特の出題傾向は確かにあります。これだけは、予備校に併設されている学科の授業を受講するのがおすすめです。通常の学習塾では必要外の学習もあるそうで実技と両立するのは難しいそうです(生徒談)。
- 5絵は、たくさん描いて本当にうまくなるものですか?
- ●実技は経験量で決まります●
一番たくさん受ける質問です。最初から上手な生徒は一人もいませんでした。そして、今までうまくならなかった生徒も一人もいませんでした。なかなかうまく描けず不安になることが多いようですが心配はいりません。ただし速効性はなく段階的に上達するため多少の辛抱が必要です。
- 6子供の学習成果を知りたいのですが?
- ●ご報告は怠りません●
希望進路資料と出席状況、模擬試験、コンクール、学科テストの結果を年間二回お知らせします。また、より詳しくご質問、ご相談等を承れるようご両親との面談を二学期と入試前に設けています。
- 7犯罪の多い現代、子供の帰宅時間が心配です。
- ●本気で防犯には取り組んでおります●
夜間部の終了時間は、大抵の予備校が8時に設定しているようです。一番の対策は、交通の事も考えて近場の予備校を選ぶ事とご両親がお迎えに来ていただく事です。また、ご家庭から生徒の登下校を防犯WEBカメラで見る事ができますので帰宅時間が想定できます。(閲覧できるのは在校生のご家庭のみです。)
- 8合格者の氏名と合格校を明らかにできないのですか?
- ●個人情報は教えられません●
知りたいのは人の事、知られたくないのは自分の事です。アトリエでは個人情報保護に永年取り組んで来ました。入学されたすべての生徒の情報は、各自の許可なしでは一切公開いたしません。また、気楽に公開する予備校はいずれ貴方の情報も公開するはずです。
- 9美術の事がよく解りません。親としてどの様に振る舞えばよいのですか?
- ●精神的に支えて頂ければ助かります●
美術系でないご両親にとって、どの様にお子様に接していくかが大きな問題になるようです。美術指導はアトリエに任せて、家での健康・学科・アトリエへの出席管理をしっかりやってください。そして、作品を見る時は、自信を持たせてあげることです。ご両親も不安はおありでしょうが、精神的に支えてあげることが大事です。
- 10入試以外の課題をなぜやるのですか?出来れば時間がないのでその課題のみやらせてください。
- ●合格させますので授業内容は私達にお任せ下さい●
ご両親の強い希望でやってみた事はあります。結果うまくいった子もいますが大半はだめでした。まず、何でも学科の学習と一緒にしないことです。いろいろな課題には、個々に役割があります。これは、体を鍛えることに似ています。例えば、形がとれない時は形がシビアな石膏像、質感・表情が出ないときは表情豊かな静物、構成がうまくいかない時は、センスを鍛える構成課題など不足していることを課題の幅で補っていく事が何より必要なのです。たとえ単品デッサンのみの入試課題でも、様々な課題の経験がより確実な合格を可能にします。